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2017春のヘッドフォン祭り [オーディオ]


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ヘッドフォン祭りには 多くの方にご来場いただき本当にありがとうございました。

年々 ご来場者も増えているようですし、今年は海外からも多くのお客さまが当社ブースに来られました。 

さて 今回の目玉は Tuned Ⅱ

今回は 新製品に組み込むか迷うほどの アップグレードと 思っていましたが、多くのご来場者の皆様 そして プレスの方々の評価も同様に 「新製品以上の変化!」とおっしゃっていただいた位の評価を頂き本当に嬉しかったです。

この 新製品とも言える今回の チューンをあえて新製品にしなかったのには 訳があります。

それは 「製品を長く使っていただきたい」という思いからです。

計測機器の設計や 航空宇宙産業などの設計に携わりますと 必ず問題となるのが 性能は勿論ですが、信頼性と寿命です。

これは 非常に大切 かつ難しい問題で、動作するものができても、設計寿命が長くなると 設計が格段に難しくなるためです。

OJI Specialのみならず どの世界でも 開発は日夜続いていますし、その開発スピードは日進月歩。
当然新製品も出しますが、問題なのは 長続きしない製品です。 せっかく買ったのに また新しいのが・・・ では 気分も落ち込みます。

私は 買った物を結構長く愛用しますので その想いも強いです。

BDI-DCシリーズですが、そもそもの発端は バランスヘッドフォン再生という ハイエンド再生を見据えた 長寿命、高性能のあるハイエンド製品を目指し開発。 初期モデルですら現在のレベルに負けない性能で、モニターとして 現役利用していますが、購入する方の立場ですと、 直近のモデルが変わるのは ちょっと。。。 となると思います。

そこで 今回は アップグレードオプションにしたというわけです。

長い間設計に携わっていますと どうしても 必要最低限度の性能 つまり オーディオですと 20Hz から 20KHzの性能に目を奪われます。
これが ダメだと話にならないからです。しかし 多くのオーディオマニアは 音質はこれだけの性能では無い と言うことを知っています。

ずっと話をしていることですが、 オーディオに限らず機器の性能という面で言うと 一つをよくした場合に性能が落ちたとき、そこには何か別の理由があります。  オーディオでの一例で言うと 真空管からトランジスタに移行した際、「歪みは格段に減ったのに 音質が良くない」 と言われた時代がありますが、音質決定要素は 歪みだけでは無いわけで 有る一つをよくしたのにダメになった場合には 他に原因があると言うことを知らなければなりませんし、その 何かを改善しなければなりません。いくら良い音に聞こえるからと行って 歪みは 元の音には無いものですから、リスニングの場合には 間違い無く 良くなることはありません。
そういう事を使うのは 制作側の芸術的な要素だけだと思います。 

と言うわけで、今回のチューニングは そんな 「何か」 そのものなのです。
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可聴帯域外の性能は 可聴帯域に多大な影響をもたらします。

春のヘッドフォン祭りでは この差を体感された方も多く、その代表的な感想は 「みずみずしい」
でした。
BDI-DCシリーズは アンプで良い音に 音を変えようとはしていません。あくまでも上流の音そのものを目指しています。目指しているのは ヘッドフォンをしっかりとドライブする と言うことが主です。
しかしながら 今回のチューンでは明らかに音が変わっているのですが、その差は 「みずみずしい」 と言う表現が適切で、音質は上流そのものなのに何故かそういう風に感じる。 つまり これは ヘッドフォンをしっかりとドライブできて性能を発揮している時の 躍動感 や そういう出音に対し芸術を感じて感動したり、生では無いのに生っぽい いわゆる バーチャルリアリティや 音楽に含まれる 別の何かを感じる事が出来る アンプに仕上がっていると思います。

ちなみに このような事を皆様に伝えるために 工夫をしています。
ヘッドフォン祭りで デモで使っている曲は、普通のCDです。 特別な 高音質録音やハイレゾ音源ではありません。ハイレゾ の為に と言いながら あえて、CD音源にしています。 それだけ 帯域外の性能は、効くと言うことなのです。   

一応 酷い録音も当然あるので 一定以上のレベルと言うことで吟味はしますが、それでも 普通のCDです。たとえば 香港のボーカルやJ-popなどです。今回は 原田知世さんの How deep is your love など も用意しました。お客さまが 「良い歌だよ」といってきかせてくれた一曲です。
やはり 最も普段多く聞くのは CD音源だと思いますので あえてそうしているのです。

上流の音質というと 今回は DPAT データプレイヤー や 8128 MTCSS DACなど ハイエンド機器を利用していますが こちらで用意したものでは無く いつも聞いているCDで いつも聞いているヘッドフォンで試聴したい と言う方もいらっしゃいます。 そのほうが 現実に近い形で アンプ単体に近い形で 評価できるからです。その方が絶対に良いですよね。

もっと言うと 手持ちのプレイヤーから ヘッドフォンアンプにつないで試す時に最も 分かりやすいことがあります。 それは 「アンプの色つけの有無」です。
ドライブ能力が変わりますので そうは言っても音質は変わりますが、基本的な部分では大きくは変わりません。 プレイヤーやヘッドフォンが持っている音色は強いからです。

これで試したお客さまの一人が 「音が大きくなるだけで音質が全く変わらない!」と絶賛されていた方もいらっしゃいました。 こういう実験をするために 様々な 方法ができるようにデモしています。

ということで 今回も多くのお客さまにお越し頂き 本当にありがとうございました。
重ねてお礼申し上げます。



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